【女医のつぶやき】抱っこ紐で寝るのって大丈夫?首・腰・股関節が気になる!

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【女医のつぶやき】をお読み頂き

ありがとうございます。

【女医のつぶやき】では、普段子育てしていて、

これっていいの?と思うものや、

これめっちゃ便利!と思うものまで

普段思ったことを書いていきます。

今回は、抱っこ紐で寝るのって大丈夫?

首・腰・股関節が気になる!

という内容を書いていこうと思います。

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女医のつぶやき①
抱っこ紐で寝るのって大丈夫?

子連れで色々な所に出かけると、

抱っこ紐を使っている方って

めちゃめちゃ多いです。

そして、抱っこ紐の中にいる

赤ちゃんは結構な確率で寝ています。

そんな赤ちゃんを見ていて、

ずっと気になっていることがありました。

抱っこ紐の中で寝ている赤ちゃんって

ぐにゃんって腰が丸くなっていませんか?

それに股関節は最大まで開いています。

これがすごく気になる!

この形、赤ちゃんの発達にとても

良くない気がするんです。

色々なタイプの抱っこ紐があるので、

今回はエルゴのようなタイプ

こんな抱っこ紐を想定しています。

自分でお座りができるようになったら、

こんなタイプの抱っこ紐でも、

全然いいと思うんですが・・・。

私は寝ていない子どもでも、

自分一人でお座りできるようになるまでは、

このタイプの抱っこ紐に入れるのは

あんまりよくないと思っています。

その理由は次の項で説明します。

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女医のつぶやき②
首・腰・股関節が気になる!

なぜ、自分でお座りができるようになるまで、

抱っこ紐がよくないと思うか、

それは、赤ちゃんの背骨と股関節の発達に

よくないのではないかと思うからです。

赤ちゃんの背骨は、首からお尻に向かって

すわってきます。

「すわってくる」ってどういうことか

ご存じでしょうか?

まず、赤ちゃんは生まれた時、

骨の強さも十分でない、

筋力も十分でない状態で生まれてきます。

ですので、生まれたばっかりの赤ちゃんって

動きも少なくて、自分でできる動きは

ほとんどありません。

背骨は積み木のような骨が積みあがっている

構造をしています。

こんな感じです。

そして、この積み木のような骨を支えるために、

周囲に沢山の筋肉が張り巡らされています。

赤ちゃんが生まれた時、この骨を支えるための

筋肉がぐにゃぐにゃで、自分の背骨を支えられません。

ですので、赤ちゃんはすわる姿勢が維持できません。

首が据わったという状況は

背骨の内、首の周りの筋肉がついてきたから、

自分の力で首の背骨を真っ直ぐにして

頭を支えられるようになった。

という状況です。ここまでで生後4カ月くらいかかります。

その後順に、胸・腰の順に筋肉が発達し、

お座りができるようになります。

赤ちゃんが自分でお座りができるようになると

いうことは、自分の背骨を自分で支えられるようになる

ということです。

では、まだ自分でお座りができない

赤ちゃんが抱っこ紐で縦向きに抱っこされたら、

腰はどうなっているのでしょう?

しかも寝ていて、完全脱力しています。

全く筋肉の支えがない背骨はどうなって

いるのでしょう?

私はあらぬ方向に背骨が歪んでいるのではないかと

思うのです。

だって、支えのない積み木が、無理矢理

立たされて、変な方向を向いているんです。

小さな赤ちゃんが抱っこ紐に入って、

寝ている状況を横から見てみて下さい。

それ、本当に大丈夫?というような態勢で

寝ていてびっくりしますから。

さらに股関節も気になります。

赤ちゃんの間はM字にして置いて

とよく言われると思います。

確かに抱っこ紐に入れているとM字ですが、

基本的に完全固定で、赤ちゃん自身の力では

動かせません。自分の体重に抗って、

股関節を動かせるような力は、まだ

赤ちゃんにはありません。

横になって寝せていれば、

自分の足の心地がいいように

赤ちゃん自身ですることができます。

この強制的に股関節の形が決められていて

ずっと一緒!ということにも

非常に違和感があるのです。

最近信頼している接骨院の先生と話をしていました。

骨盤矯正などもされる先生なのですが、

最近、お母さんが連れてくる赤ちゃんが

気になるということをおっしゃっていました。

普通にお座りをしている赤ちゃんの

腰が後ろに引けていて、顎が前に突出

している感じがする。というのです。

しかも、一人ではなく、複数人で気になった

そうです。

なんでやかな?とおっしゃっていましたが、

私は、その話を聞いて、

長時間縦抱きの抱っこ紐に入れた影響で、

姿勢がおかしくなったのではないか。

と感じています。

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女医のつぶやき③
対策は?

私は子供の腰が据わるまでの間は、

基本的にベビーカーで

出かけるようにしていました。

そして、腰が完全に据わるまでの間、

1歳くらいまではウィーゴという

ドイツの抱っこ紐を使っていました。

このウィーゴという商品は、

日本ではほとんど出回っていませんが、

何人かは使っている人がいます。

この商品のいいところは、

抱っこ紐が2重構造になっていて、

内側の布が、腰を支えるようになっています。

ですので、腰が据わっていない

赤ちゃんでも安心して入れることができます。

ちなみに首が据わるまでは縦抱きの抱っこ紐は

使いません。全て横抱きにしていました。

このウィーゴという抱っこ紐、非常に優れていると

思いますが、流行らない理由もわかります。

赤ちゃんにはとても優しいですが、

お母さんには優しくありません。

エルゴなどの抱っこ紐は、赤ちゃんの

重さをお母さんの腰で支えるようにできています。

ですので、長時間楽に使用できますし、

赤ちゃんの出し入れも楽です。

一方ウィーゴは、赤ちゃんの重さが、

基本的にお母さんの肩にかかります。

ですので、肩がめっちゃしんどく、痛くなってきます。

更に2重構造になっているため、

あかちゃんの出し入れも、若干手間です。

そんなこんなで、流行らないだろうなぁと

思っていまうすが、

赤ちゃんの発達を思うなら、1歳までは

ウィーゴが絶対おすすめです!!

1歳を超えると、赤ちゃんの腰が完全にすわり

お母さんの肩も限界になるので、エルゴなどに

変えていけばいいと思います。

私も1歳以降は普通の縦だきの抱っこひもに

していました。

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女医のつぶやき
まとめ

今回は女医のつぶやきの1回目で

ずっときになっていた「抱っこ紐」について

書きました。

・抱っこ紐で寝るのって大丈夫?

→あんまりよくないんじゃない!

・首・腰・股関節が気になる!

→腰が据わるまでは、よくない影響がありそう!

と私は思っています。

ただし、今回の内容については、

医学的に実証されているものではありません。

私が個人的に感じている感想ですので、

医学的に正しいかどうかはわかりません。

周りをよく見てみて下さい。

抱っこ紐の中で寝ている赤ちゃんたち。

その態勢って普通にありえますか?

赤ちゃんが座らないのは、

支えがなくてまだ座れないからです。

その赤ちゃんをほぼ腰の支えのない、

縦抱きの抱っこ紐に入れて、

長時間過ごすことは、自然なことでは

ないように感じます。

ちなみに、腰が据わるまでの子を

抱っこ紐に入れずに、

普通に抱っこして寝かしつけた場合、

縦抱きで寝かしつけるのは結構大変です。

なぜなら、赤ちゃんが脱力すると、

腰が崩れるので、お母さんの腕で支えなければ

ならず、バランスがとりにくくなるからです。

もしくは体全体で受け止めるようにして

寝かしつけるかです。

このことからも、抱っこ紐の中で寝させるのが

いかに不自然なことかがわかると思います。

子どもが腰が据わるまでは、

きちんと腰を支えてあげられるような方法を

選択して上げて下さいね。

背骨の歪みってその時はわからないですが、

きっと成長していくにしたがって

沢山のトラブルを有むを思います。

女医のつぶやきを最期まで読んで

いただいてありがとうございました。

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コメント

  1. 中川 修 より:

    見やすい!
    読みやすい!
    分かり易くて、素敵なブログですね!
    ご覧になった良識のある賢明なお母さんたちが、安全に豊かな子育てができると思います。
    これからも、幸せのブログの発信をお願いいたします。

    • nakamura8643 より:

      中川様
      ありがとうございます。励みになります。
      これからも色々な情報を発信していこうと思いますので、
      よろしくお願いいたします。