【女医ブログ】切迫早産の方へ産婦人科医/小児科医、医師からのメッセージ

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女医ブログをお読みいただき

ありがとうございます。

今回は、私が切迫早産で入院した時に

産婦人科の先生からかけられた言葉

小児科の先生からかけられた言葉

の中で印象的なものと

私からのメッセージを

お伝えしたいと思います。

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入院をした時

長男の時は妊娠30週

次男の時は妊娠26週

で入院になりました。

次男の時は21週でシロッカー手術をする

ためにも入院しています。

入院は両方とも総合病院でしたが、

病院自体は別の病院でした。(引っ越したので)

産婦人科医からの言葉

入院した日、
産婦人科の医師から言われた言葉
「36週になるか、こどもが生まれるまでずっと入院だからね。
36週まで目標に頑張ろう!」

どちらの入院の時も同じことを言われました。
もちろんわかってましたとも!
でも36週までベット上安静って
普段動きまくってる私からしたら拷問ですよ。

入院中に精神的に追い詰められていた私に

産婦人科医の担当の先生が

「自分のためではなく、

お腹の赤ちゃんのために、

安静にして、薬の副作用に耐えている

もう立派なお母さんだよ」

と言われました。

その時、私は自分は
母親失格なのかなって

なんでお腹の中に赤ちゃんを
入れておけないんだろうって
とっても悲しい気持ちになっていました。

そして、ウテメリンとマグセントの
副作用もきつくて、とってもしんどかったので、
この言葉がじーんときました。

小児科医からの言葉

小児科医に言われました。
赤ちゃんにとって、お腹の中のでの1日は、
外に出たあとの4日分だよ。
4倍の速度で成長していくからね。
できるだけお腹にいれておいてあげてね。」

さらに、

32週までお腹にいられると、
体の障害はほとんど残らない。

34週までお腹にいられると、
脳の障害もほとんど残らない

37週までお腹にいれると、
生まれた後もしっかり育ってくれるよ。

お腹の中にいさせてあげるっていうのは、
お母さんから赤ちゃんへの
とても価値のある、
他には代えられないプレゼントだよ。
だから、頑張れ!!」

と、言われました。

※障害が残らないというのは、
障害の残る確率が
生産期で生まれた子ども達と
同じくらいになるということです。
ゼロになることはありません。

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経験者の女医である私からのメッセージ

今、入院して頑張っている方
まだ見ぬ我が子のために
自分が辛いのを我慢して、
入院しているってだけで、
あなたは立派なお母さんです。

点滴を抜いて、歩いて病院を
出ていくことだって本当はできます。
でもしませんよね。

それは、あなたがお腹の中の
赤ちゃんを大切に思っているからです。

誰も知らなくても、
私はあなたが頑張っているのを
知っています。

一日一日とっても
長いと思いますが、
なんとか誤魔化しながら、
スマホでできることをしながら
坦々と過ごして下さい。

生まれたあとは、
飛ぶように時間が進んで
いってしまいます。

赤ちゃんがお腹にいてくれるのは、
長くても10ケ月です。
二度と戻ってくれることは
ありません。

私は今でも、
外を歩いている時に
お腹が大きい妊婦さんをみると

羨ましいような、辛いような、
心が締め付けられるような、
なんとも言えない
複雑な気持ちになります。

でも切迫で入院したおかげで、
こどもが元気でいることが一番。

それ以外はなんでもいいなって、
おおらかな気持ちで
子育てできているような気がします。

子育てで辛くても

「あの時の入院安静の方が
辛かったな、全然大丈夫だな」

って思ったりします。

しんどいのと楽なのって、
交互に来るのかなって思います。

だから、しんどくても、辛くても
絶対終わりがきますから。

元気な子どもをみて
後から振り返った時に、
頑張ってよかったな
ってきっと思えると思います。

37週まで赤ちゃんを
お腹にいれておいてあげて下さい。
出てきた後に、沢山の幸せを
運んできてくれます。

私は、二人とも少し早産だったので。
今は元気に成長してくれていますが、
産んだ後は少し大変でした。

皆さんが37週までいけるように祈っています。

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