【女医ブログ】切迫早産で安静後いつからどれくらい動けるの?運動は?

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動くことのメリットデメリットは?

では次は動くことの

メリットデメリットを

みていきましょう

  メリット
  • 落ちた体力/筋力を
    少しでも取り戻すことができる
  • 今まで安静ばかりで
    溜まったストレスを発散できる
  • 陣痛に繋がる可能性がある
  • 便秘がよくなるかもしれない。
  デメリット
  • 急に動くことで
    腰や股関節/膝/足首などへ
    負担がかかり痛めてしまう
  • 頑張り過ぎると出産前に
    体調を崩す可能性がある。

基本的に臨月に入ったら、

妊婦さんは運動をした方がいいとされています。

しかし、切迫早産で長期安静にしていた方は、

普通の妊婦さんとは状態が違いますので、

注意が必要になります。

次に、どれくらいどんな運動を

すればいいのかをみていきましょう。

どれくらい、どんな運動をしたらいいの?

どれくらいしたらいいのかの目安は、

自分の体にきいてみるのが一番です。

・息が上がってくる

・明らかに心臓がドキドキしている

脈が120回/分以上あれば

十分運動になっています)

というのが運動の目安になります。

これ以上に強度の強い運動はお勧めしません。

ちなみに、安静期間が長かった方は、

普通に室内を歩くだけでも

上記のような状況になりますし、

翌日筋肉痛にもなります。

筋肉痛になった場合

運動強度としては十分です。

それ以上の無理はやめましょう。

どんな運動が適しているか

  • シャワーにゆっくり入る
    (可能であれば湯舟に浸かってみる)
  • 家事をしてみる
  • 室内を歩いてみる
  • 外を少しお散歩してみる

「運動じゃないでしょ!」って

突っ込んだ方がいると思います。

お気持ちはとてもよくわかります。

長期安静後、お腹が大きくなっている状況で、

上記のことをしたら、息が上がり、

心臓がドキドキして、筋肉痛になると思います。

それぐらい弱っているということです。

なので、急に以前と同じ

というわけにはいきません。

大切なことは、

きついなしんどいなと思ったら

すぐに休める環境

でやることです。

ですので、自分の体と相談して、

ぼちぼち休憩しながらやってみて下さい。

家事も 掃除、洗濯、料理を全てしよう

と思ったらすごい運動量ですよ。

(最初から全部はできないので、

できる範囲でやりましょう。)

ちなみによく紹介されている臨月の運動として

スクワット、マタニティーヨガ、

ウォーキング30分、階段昇降などは、

長期安静後に急にやるには

強度が強すぎるのでやめておいて下さいね。

妊娠37週から動き始めて、

妊娠40週くらいになったら、

ウォーキングくらいは少しできるように

なっているかもしれませんね。

それまで陣痛がこなければ、、、ですが。

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切迫早産で安静後の運動のまとめ

今回は切迫早産で長期安静後

「いつから」動いていいのか,

「どのような運動」をしたらよいのかに

焦点を当てました。

「いつから」

最低妊娠35週以上をクリアしていること

主治医の判断と

妊婦さん/家族の価値観が大きく

影響してきます。

妊娠37週(正期産)以降に

産みたいのであれば、

それまでは安静にしましょう。

マグセントの点滴を受けている方は、

点滴を抜いたあと24~48時間は

安静にしましょう。

「どのような運動」をするのか

安静期間が長期になり、安静度が高いほど、

筋力/体力の低下は著しいです。

安静解除後の運動はメリットが沢山あるので

無理のない範囲でトライしましょう。

具体的な運動方法をみてみました。

運動というより、まずは

普通の生活をしていきましょう。

と言った方がいいかもしれません。

それが十分運動になります。

自分の体と相談しながら

休憩しながら動いてください。

女医ブログを読んで頂き

ありがとうございました。

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