【女医ブログ】2人目妊娠で切迫早産に。安静だけど、上の子の世話は?

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女医ブログをお読みいただき

ありがとうございます。

2人目以降の妊娠で切迫早産になった時に、

医師から安静を指示されます。

その時に上の子どもはどうしたらいいの?

ということをまとめました。

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2人目の妊娠で切迫早産に

「突然切迫早産と診断され、

自宅安静をしておくように言われた。

びっくりしたのもあるけど、上の子もいるし、

安静って無理なんですけど!」

というお母さんの訴えを結構よく聞きます。

私も次男の妊娠中

仕事+上の子の世話

がありました。

なので、皆さんの気持ちがとてもよくわかります。

でも、でも、でも・・・もし安静にできずに、

お腹の子が早産で生まれてきてしまったら、

何かあったら、本当に大変になります。

ですので、できるだけ無理はせず、

安静にしておくことが本当に大切です!

って皆さんわかってるんですけどね・・・。

ちなみに、上のお子さんがいる人の方が

入院になる傾向があります。

自宅安静が難しいため、

半強制的に入院になるようです。

お腹の子のことを考えると

安静にしておくことが絶対に必要ですが、

それと同様に、上の子どもをどうケアするか、

というのは本当に大切なことです。

そして、上の子のためには、

入院ではなくできるだけ自宅安静で

頑張れる方が絶対にいいです。

ですので、上の子をケアしつつ、

どうすれば自宅安静で頑張れるのか、

できる対策を書き出してみました!

ご主人と家族、そして社会の助けが必要不可欠です。

順にみていきますので参考にして下さい。

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切迫早産の安静中の上の子への対策

ご主人の協力を仰ぐ

これが最も大切ですが、

難しいとおっしゃる方も沢山います。

特に、奥さんが専業主婦で、

ご主人が仕事人間の場合、

なかなか協力が得られないようです。

しかし、ここはきちんと話をして

説得する必要があります。

ご主人に話す内容としては

・自宅で安静にできなければ、

入院になってしまうこと

そうなると、家事+育児+お見舞いが

必要になりより大変な状況になること

・もし、自宅安静ができず赤ちゃんが

早産で生まれてきた場合にどうなるかについて

(もし子どもに障害が残ったりしたら、

その後の人生が大きく変わります)

・子ども、お腹の赤ちゃんは

妻一人で育てるものではなく、

夫婦として一緒に協力して

育てていく必要があること。

その前提を話した上で、

・仕事をセーブしてもらうように職場にお願いする。

(収入などが一時減るかもしれませんが、

入院するともっと大変になります)

・できるだけ定時に帰ってきてもらう。

(上の子の夜ご飯やお風呂ができるように)

・基本的な家事(洗濯、食後の片づけなど)をしてもらう。

(食事はデリバリーでもOKとしましょう。)

・上の子にお母さんが動けなくなったこと、

抱っこできなくなったことなどを

きちんと説明してもらう。

(妊婦さん本人からも説明しますが、

お父さんからもきちんと説明してもらいます

。二人から説明を受けると、

子どももなんかまずいことが

起きているようだ・・・。と察知します。)

この協力がどれだけ得られるか

が本当に大切になります。

今後の良好な夫婦関係のためにも、

ここは頑張りどころです!

できる限り協力してもらいましょう。

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上の子について
区市町村にも助けを依頼する

年齢にもよりますが、大切なのは、

できるだけ早急に日中預かってくれる施設を探すことです。

市などの一時託児や、

事情を説明して臨時で保育園に

預かってもらうことができることもあります。

まずは市の窓口に相談してみましょう。

他にもファミリーサポートなど、

市が行っているサービスで

民間のものよりは安価で

利用できるものがある時もあります。

そして、そのようなサービスを利用する際も

できるだけ送り迎えはご主人にしてもらいましょう。

切迫早産で自宅安静中の方が、2歳の上の子が

いたのですが、

市役所に交渉に行って、保育園に入れてもらい

朝8時~夕方6時ぐらいまで預かって

もらえるようにして、

朝の送りははご主人、

お迎えは市のファミリーサポートに

お願いしていたそうです。

また、上の子の精神的ケアも大切になります。

もし上の子が

「お腹の子のせいで僕はママに嫌われた。」

「お腹の子がママをとった」

などと思ってしまうと、

その後の兄弟関係に影響を及ぼすかもしれません。

これについては、

  • 上の子が頑張ってくれていることを労い、
    感謝の気持ちを伝えること
  • ママもパパも大好きだよ、
    という気持ちを伝えること
  • 寝た状態、座った状態であれば、
    望む限り抱っこをしてあげること
  • 出産後は、授乳の時以外は
    ママはできるだけ上の子の相手をしてあげること

などで、だいぶ落ち着いてくれると思います。

魔のイヤイヤ期と被ってしまうと本当に大変ですが・・・。

少しでも話せる年齢なら、

子ども本人の気持ちをゆっくり聞いて、

抱っこを沢山してあげて下さいね。

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両親・義両親に協力をお願いする

奥さんの実家が近くであれば、

まだお願いしやすいかもしれません。

とは言っても、全て実家や義実家に

おんぶにだっこというわけにはいきません。

まず、両親・義両親にお願いする前提に

自分達夫婦ができることをできるだけ頑張っている

ということが大切です。

頑張っているのが、(義)両親で

夫はいつものように仕事をしていて、

奥さんは自宅安静している。

という状態だと、最初はいいかもしれませんが、

どんどん(義)両親の不満が溜まっていきます。

そもそも、赤ちゃんを作ったのは自分達ですし、

(義)両親は体力的にもきついです。

ですので、一部を任せるならまだしも、

全てを任せるのはさすがに失礼かと思います。

実際、切迫早産で安静中に義実家に頼りすぎ

出産後に、「もう子供の世話はいい。」

と言われ、関係が遠くなってしまった。

という方もいらっしゃいました。

私の知っている方は、こんな感じで分担されていました。

奥さん(自宅安静中)の担当

・子どもの朝ご飯を食べさせる

・子どもの夜の寝かしつけ

義実家の担当

・保育園にお迎えにいって
夕ご飯を食べさせる。

ご主人の担当

・朝のごはんの準備(菓子パンと牛乳程度)

・子どもの支度、保育園の送り

・仕事後、買い出し(明日の妻のごはんなど)

・義両親の家に子どもを迎えに行く

・帰宅後子どもとお風呂に入り、寝る準備

・夜に、自分の夜ご飯、洗濯、保育園の準備

という感じだったそうです。

妊婦さんは基本安静ですので、

朝の子どもの食事の介助と寝かしつけのみ。

日中は旦那さんが買ってきてくれた食事を食べ

(ご飯だけは炊いていたそうです)、

2日に1回ほど調子がいい日にシャワーを浴びていたそうです。

もちろん、人により状況は様々です。

他の入院されていた妊婦さんは、

半年間入院しておられましたが、

ご主人が仕事をしながら上の子をみれないため、

完全に両親に預けていました。

ご両親の実家は遠く、半年の入院期間で

会えたのは2回だと言っていました。

毎日テレビ電話をしていたようです。

とても寂しいけど、仕方ない。

これしか方法がなかった。とおっしゃっていました。

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【女医ブログ】切迫早産で安静中の
上の子の世話のまとめ

今回の女医ブログは切迫早産で安静中に

上の子のお世話はどうするの?

ということをまとめました。

上の子がいて、安静にする

というのは本当に大変です。

でももしお腹の子が早産に

なったら本当に後悔します。

できる限り安静でいられる

環境を整えましょう。

ご主人、ご両親、市町村などに

「助けて下さい」と声を挙げましょう。

きちんと窮状を説明すれば、

きっと助けてもらえます。

言う前に諦めてしまうと

本当に誰からの助けも得られず、

とても辛い状況になってしまいます。

やることのまとめとしては以下になります。

・ご主人に協力してもらう!(これが絶対です)

仕事をセーブしてもらいましょう

・上の子は日中は預けられる場所を探す。

精神的なケアを忘れずに。

・両親・義両親に一部協力をお願いする。

・市町村になにかサポートなどがないか聞いてみる。

どうしても安静にできず、

切迫早産が進行してしまうと、

入院になってしまいます。

そうなるとご主人は本当に大変です。

そうならないよう、できるだけ自宅で

頑張れる環境を作りましょう!

女医ブログを読んでいただき

ありがとうございました。

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