女医ブログをお読みいただき
ありがとうございます。
切迫早産の私の妊娠記録を記載しようと思います。
今回は長男の出産記録です。
2015年当時のものですので、
今とは少し事情が違うかもしれません。
切迫早産と気が付いた時
妊娠17週を少し超えたぐらいの時、
廊下を歩いている時に
同期の産婦人科の女医とすれ違いました。
当時、私の主治医でもありました。
その時、廊下で話しました。
私、主治医
言い方がストレートなのは、
同じ職業だからです。
そして、状況が特殊です。
「患者さんの点滴をとるときとか、
長時間立っている時とか、
緊張するシーンになると、
下腹部がきゅーってなる気がするんだよね。」
「えっ、お腹がきゅーってなるの?」
「うん、あんまり気にしないようにしてるんだけど」
「いやいやいや、ダメでしょ。
初産の人で、その週数で、
お腹が張ってるってことだから。
そんな人ほとんどいないよ。
皆、お腹が張ってるとか感じない時期だから!」
「そうなの?」
「そうだよ。どれぐらいなるの?」
「えっ、仕事中は割としょっちゅうだよ。
1時間に1回以上はあるね。数回ある時もあると思う。
あんまり気にしてなかったから、正確にわからん。」
「とりあえず、診察しなあかんわ。
明日予約入れとくから、
昼休みとかにPHS鳴らすし、診察にきて。」
※先生、本人は自由に自分の外来の予約をとれます。
※同じ病院内にいるため、時間がある時に
いつでも呼び出しができます。
※医師は全て個人のPHS(院内のみで使用可)を
支給されているため、院内にいれば、
いつでも連絡がとれます。
診察 妊娠17週4日
となり、翌日に診察にいきました。
診察したのが、17週4日のことです。
診察結果は、
子宮頸管長が33㎜
でした。
診察後、同期の医師より
「この週数で33㎜は短いで。
30週超えてたらいいけど、
まだ17週やからね。
切迫流産やね。
お腹も張ってるし。
この週数なら、30mm切ったら
私やったら入院しよってゆーで。
この週数やと、あんまり薬飲んでも
効果ないかもしれんけど、
ウテメリン出しとくし、
お腹が張る時に飲んどいて。」
「家ではほとんどお腹張った感じしんのやけど、
仕事中はしょっちゅうなんよね。
仕事休んだ方がいい?」
「そりゃできるなら休職した方がいいと思う。
たぶん、もう出産まで復職できんで。
職場の先生らとよく話し合って。」
「わかった。」
「お腹が張った感じがした時は、
ちゃんと休ませてもらいや。」
というような会話をしました。
そして、上司に現在の状況を伝えました。
仕事を休職
私は、妊娠して、産前休暇までバリバリ働くつもりでした。
そんな女医さんが周りには沢山いました。
しかも、昨日まで普通に働いていたのに、
今日から働けなくなるなんて、
職場に迷惑をかけてしまうことが
とても心苦しく、申し訳ない気持ちで
いっぱいでした。
薬を飲みながら、もう少し働けないかな、
と思っていました。
当時私は、小児科で勤務をしていました。
私の上司は、当然、小児科の先生なのですが、
さらに、NICUも担当している先生でした。
※NICU:新生児集中治療
そして、司に今の状況を相談したところ、、、
「確かに、今君が休職したら、皆大変かもしれない。
でも、無理をして、もしそのお腹の子が早産になったら
何か障害を残すかもしれない。
そしたら、君は一生復職できないかもしれないよ。
その時にかかる迷惑は今回の比じゃないと思うな。
それに君の仕事は、他の人でも代われるけれど、
お腹の中の子どもを育ててあげられるのは君しかいない。
今、どうすべきか。わかるよね?
君は命を育ててるんだよ。」
と説得されてしまいました。
「僕はNICUで早産した子を沢山みているからね。
できるだけ、お腹の中にいれておいてあげてね。
そもそも、今出てきたら、まだ生きられないよ。」
と言われました。
結局私は 色々な手続きの関係で、
18週0日で休職し、自宅安静生活に突入しました。
まとめ
今回は、自覚症状を感じてから、
切迫流産として診断され、
自宅安静になるまでをまとめました。
私は、上司がとても理解のある人だったので、
自宅安静するように、説得された形になりました。
今思えば、本当にありがたかったな。
と感謝の気持ちでいっぱいです。
次回は、切迫早産での自宅安静生活について
まとめたいと思います。
長文を読んでいただいてありがとうございました。
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