女医ブログをお読みいただき
ありがとうございます。
切迫早産の私の妊娠記録を記載しようと思います。
今回は妊娠34週で、ウテメリン・マグセント
最大量で過ごした時の記録です。
長男の出産記録で、2015年当時のものです。
今とは少し事情が違うかもしれません。
目次
切迫早産の記録:妊娠34週
妊娠34週0日
昨夜、マグセントが最大量までアップしたため、
切迫早産の治療内容としては。
ウテメリン 6A 20ml/h(最大量)
マグセント 20ml/h
となりました。
当帰芍薬散も継続して飲んでいます。
(当帰芍薬散の詳細→こちら)
マグセントが最大量になり、
副作用がとてもしんどくなりました。
- 倦怠感(とても強い)
- 動悸
- 吐気
- 口の渇き
- 体の暑さ
- 瞼が下がってくる
- 血管痛
- 太陽の光をまぶしく感じる
(カーテンが閉め切ったままに) - 下痢
などがありました。
血管痛について
マグセント 10ml/hまでは
強く感じていなかったですが、
20ml/hになると、明らかに痛かったです。
点滴が漏れているのかなと思って、
腕を見てみますが、点滴は漏れてなさそう。
気のせいか?と思い、
寝たり、他のことをしていても
やっぱり痛い。となり、
血管痛か!!と気が付きました。
気が付いてから再度見てみて、
触ってみると、
確かに血管の走行に沿って
痛みがあるので、
本当に血管痛だ!!となりました。
血管痛って意外とやっかいです。
温めても、冷やしても痛いです。
腕がジンジンするような、
ピリピリ痛いような感じが、
24時間続きます。
腕を使うと(ご飯を食べたり、トイレにいったり)
痛みが悪化します。
この副作用とは、点滴を外すときまで
お付き合いしました・・・。
太陽の光がまぶしく感じる
これについても、時々訴える方がいるそうです。
私は、カーテンをあまり開けず、
薄暗い部屋にしていました。
これは、目の瞳孔が散瞳したままになり、
縮瞳しにくくなるため、起こると思われます。
瞳孔も筋肉なので、
マグセントの量が増えて、
機能が落ちたのだと思います。
※散瞳
暗いところに行くと、
少しでも多くの光を集めようと、
黒目の中の部分(瞳孔)が大きくなること。
暗いところに行って、
最初は目が見えないが、
途中から少しづづ見えてくるのは
瞳孔が散瞳したからです。
※縮瞳
散瞳の反対。
明るいところに行った時に、
最初は光をまぶしく感じるが
徐々に慣れて大丈夫になります。
これは、目の黒目の中の部分(瞳孔)が
小さくなり、必要以上に光を集めないように
調整したということです。
私の場合、瞳孔が上手に縮瞳できなく
なっていたみたいで、
明るい日中になると、太陽の光が
まぶしく感じ、しんどかったです。
倦怠感が本当に強く、
全く動く気になりませんでした。
体おとても暑く、
1日何度も氷枕を交換してもらいました。
34週を超えてほっとはしたものの、
ウテメリンもマグセントも
最大量になりましたので、
次に定期的な張り→陣痛がきたら
出産(自然分娩)をすることに
なっていました。
マグセントの量が増えてから、
お腹の赤ちゃんの動きも
元気がなくなりました。
(マグセントを開始した時にも感じました。)
マグセントは、胎盤を通る薬なので
(マグセントの詳細はこちら)
お母さんと同じように
赤ちゃんもしんどいはずです、、、。
妊娠34週1-3日
副作用はしんどかったものの、
お腹がひどく張ることはなく、
過ごしました。
と言っても、NST(モニター)を40分とると
2ー4回くらいは張ってるんですが、、、
(4回って10分に1回ですけどね。)
私の場合はそれが普通でした。
基本は張りが強くなったりしなければ
様子見でした。
まぁ、もうできる治療もありませんが。
妊娠34週4日
この日はお腹が張りやすく、
あまり調子が良くありませんでした。
夕方くらいに
8分間隔くらいで、
まぁまぁ強い張りが来ていたので、
このまま陣痛になるかも。
とドキドキしていました。
今までの経験上、
こういう時は寝るに限る!
と思っていたので、
少し眠った所、
お腹の張りが少なくなりました。
なんとか陣痛にならなくてよかったです。
妊娠34週5日
今日は診察の日です。
子宮頚管長は 18㎜ と大きく変化なし。
妊娠31週の診察の時に言われた、
「子宮の頸管が柔らかく、指が1本中に入る」
と言われていましたが、
今回は、「指が2本入るようになってる」
ということでした。
指が2本って、子宮口が3㎝くらい
開いてるってことです。
ちなみに出産の時は
子宮口が10㎝まで開くと、
全開大と言われ、
いきんでいいよって言われます。
当然ですが、子宮口は
普通は37週(正期産)まで閉じています。
「陣痛になるか、破水したら産もうね」
って再度言われました。
胎児の推定体重は2300gを超えました!
やはりそれなりにお腹は張っているし、
頸管長が短くなってきたり、
子宮口が開いてい来るのは
仕方がないのかなと思いました。
34週も超えたし、
何かあれば、産もう!と覚悟は決めてきました。
34週6日
この日は、大きな変化はなく
過ごしました。
副作用は相変わらずしんどかったです。
助産師さんとの話
入院中は毎日、
体温を測ったり血圧を測ったりしますし、
点滴の交換もあるので、
助産師さん/看護師さんとめっちゃ話をします。
助産師さんに言われたのが、
「34週を超えてから、
とても表情が穏やかになった。」と。
34週になるまでは、
「赤ちゃんをお腹に入れておきたい」
という気持ちがとても強く、
すごく神経質になっていました。
やっぱり周りからみても明らかにわかるくらい、
ナイーブになってたんだな。と思いました。
ちなみに、
看護師さん/助産師さん事情にもめっちゃ詳しくなります。
毎日誰かしらと話しますし、時間も山ほどあります。
助産師さん達も、私達(切迫の入院さん)が
暇なことは、わかっていますので、
時間がある時は、足を止めて、
世間話や雑談をしていってくれます。
○○さんは離婚してて子どもは何人。とか
○○さんは、独身だけと、春に結婚予定。とか
○○さんの経歴は。とか
恐ろしいくらい、情報通になっていました。( ´艸`)
【女医ブログ】妊娠34週のまとめ
今回は妊娠34週の1週間についてまとめました。
マグセントが最大量になり、
副作用が本当にしんどかったです。
診察の結果も、徐々に進んでしまっており、
いつ出産っても仕方ない!と覚悟は決めていました。
目標にしていた34週を超えたので、
少しこころは穏やかになりました。
あとは1日でも長くお腹にいてね。
と祈るような気持ちでした。
次回は、35週の1週間についてまとめます。
女医ブログを最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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