切迫早産の経験談を掲載します。
2015年以降にお子さんを産まれた方のものです。
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今回は妊娠28週で切迫早産で入院された方の経験談です。
妊娠28週の健診
健診時に切迫早産と診断を受けました。
妊娠28週のころです。
そんなこともあると
本では読んだことがあるものの、
まさか自分がなるとは・・・。と
まずは落ち込みました。
まだ働いていたので
無理をしすぎてしまったのだろうか、
など自分を責めました。
でも先生からは、
「はっきりこれだという原因はわかっていないし、
とりあえず入院で経過をみよう。」
と張り止めのウテメリンという点滴に加えて
内服(同じ成分)を服用し
子宮の収縮抑える治療にあたりました。
(ウテメリンの詳細についてはこちら)
切迫早産で入院
とにかく安静にするのが大事、と言われたものの
ぼんやり病室の天井を見上げながら
あれこれ考えてしまっていたことを
今でも覚えています。
また薬の副作用があり、
ドキドキと動悸がひどく
横になっていても辛い期間が続きました。
それでも1日でも長く
お腹にいてくれるためにも耐えました。
ですが吐き気で食事があまりとれず
点滴が追加されました。
体重が落ちてしまい
「これ以上落ちないように」
とも言われ
どうしたらいいんだと
時に泣きそうになりながら、
ゼリーなど喉ごしの良いものを
食べていました。
(入院中の食事についてはこちら)
精神的に追い詰められてたと思います。
辛い・落ち込む気持ちを安定化
精神的に追い詰められていることが
張りの原因になってはいけないと、
なるべく寝ながらでもできる好きなこと、
音楽を聴いたり
少しベッドを傾けて本を読んだり
と気持ちを安定させることにも徹しました。
(安静中にできることはこちら)
エコー検査で我が子を見せてもらったり、
胎動を感じるたびに
頑張らなくてはと
気持ちを前向きに持ち直していました。
「赤ちゃんがしんどそうな感じはないので
大丈夫ですよ」
と言われた時には心から安心しました。
張りが落ち着き退院へ
子宮の収縮が治まるまで点滴が続けられ、
点滴を徐々に減らしていき
安定してきたので1ヶ月ほどで退院ました。
でも「自宅でも内服はしばらく続けるように」
と指示がありました。
仕事は入院時に連絡し申し訳なかったですが
予定より早めに産休を取らせてもらうことになったので、
家で過ごしていました。
しかしそれでもまた切迫になったらという
不安はつきまといました。
結局そのまま39週まで持ちこたえてくれ
無事に出産することができました。
あの日々は忘れがたきものだけど
今こうしてすくすく育ってくれている
我が子を見ると吹っ飛んでいきます。
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