【女医ブログ】切迫入院記録(2人目)妊娠34週でカンジダ膣炎に

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女医ブログをお読みいただき

ありがとうございます。

今回は、第2子次男の切迫早産の入院記録です。

妊娠34週で、ウテメリン・マグセントを投与中です。

さらに、カンジダ膣炎になってしまった記録です。

2017年~2018年にかけてですので、

比較的最近の記録になります。

第1子(1人目)の記録はこちらです。

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切迫早産入院記録:妊娠34週

妊娠34週0日

とうとう妊娠34週です!

胎児推定体重も2500gをこえ、

生まれても大丈夫な週数まできました。

本当にうれしい!!

現在の治療は、

ウテメリン 6A 20ml/h(最大量)

マグセント 11ml/h

です。

安心しましたが・・・

私の体重は、先週+1.4㎏になっていました。

計測した看護師さんが、

「もう一回体重計のってみて。」と

特に何も言われなかったけど、

このペースで体重が増えると、

注意されそうな予感。

ちょっと注意しようっと。

ちなみに、このころに、妊娠線がばばばーっと

できてしまいました・・・・。

(一人目の時もできていたので、

特にケアしていませんでした。)

妊娠34週2日

最近、ちょっと陰部が痒い気がする・・・。

なんとなくおりものも多い?

でも痒いのも気にならない時もあって、

気のせいのような気もする・・・。

なんて思いながら過ごしていました。

3日後に定期の診察の予定だったので、

それまでは様子見ておこう。

と思っていました。

でも、日に日に痒さがひどくなるような気がしていました。

妊娠34週5日

妊娠34週まできたので、

プロゲデポーの筋肉注射はなくなりました。

今日は診察の日です。

胎児推定体重が2800g

長男の出産時の体重を超えました。

子宮頚管については大きく変わらずでした。

そして、痒さの原因が分かりました。

予想通り

カンジダ膣炎

になっていました。

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カンジダ膣炎とは

カンジダ膣炎は、

女性なら誰でもなる可能性があります。

(妊婦だけがなる病気ではありません。)

ただし、妊娠中は、ホルモンバランスの変化や

おりものが増える事などから、

カンジダ膣炎になりやすくなります。

カンジダとは?

カンジダは、真菌の一種です。

真菌とはカビですが、

有名なのは、水虫ですね。

水虫の原因菌は皮膚糸状菌と言う真菌です。

カンジダは、もともと、人の皮膚や口に存在しています。

つまりだれでも持っていて、普段は仲良く共生しています。

しかし、免疫が低下したり、妊娠などで環境が変わると、

増殖して、症状を引き起こすことがあります。

症状は?

・陰部の痒み

・陰部が赤くなり腫れる

・おりものの増加

・おりものの性状の変化

(カッテージチーズのようになります。)

こんな感じです。

この症状は、出たりでなかったりします。

ですので、カンジダ膣炎になっても

ほとんど症状のない方もいます。

赤ちゃんへの影響は?

妊娠中にカンジダ膣炎になっていても、

赤ちゃんへの影響は特にありません。

ただし、出産の時に、

赤ちゃんが産道を通った時に、

カンジダ真菌に感染してしまうことがあります。

ですので、妊娠後期にカンジダ膣炎があった場合は

治療することになります。

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どんな時に治療するの?

一つは先ほども言いましたが、

分娩の前は赤ちゃんにうつさないように

治療を行います。

あとは、痒みなどの症状が酷い場合にも治療を行います。

治療をしても再発することもあります。

治療は?

症状や状態にもよりますが、

主に次のような治療があります。

・膣錠を挿入する。

・クリームや軟膏などの塗り薬をぬる。

膣錠は病院から処方され、自分で毎日挿入します。

期間は1週間ほどです。

それと合わせて、真菌を殺す塗り薬を陰部に塗ることもあります。

治療を開始して、数日で痒みなどの症状は落ち着いてきます。

症状がなくなったからといって、

膣錠の挿入を途中でやめると、

再燃してくることがありますので、

必ず処方された分は使い切りましょう。

日常生活での注意点

カンジダ膣炎は基本的にうつるようなものではありません。

(というより、普通に皮膚などにいる菌なので、皆持っています。)

早く治すには、患部を清潔にしておくことが大切です。

下着は通気性のよいものを使用し、

毎日取り替えるようにしましょう。

お風呂に入った時には、お湯でやさしく洗い流すようにしましょう。

石鹸を使用して、ごしごし洗う必要はありません。

カンジダ膣炎を起こしている時には、陰部が炎症を起こしていますので、

性行為は控えるようにしましょう。

私の場合

診察の際に、カンジダ膣炎だと診断を受けて、

抗真菌薬の膣錠と、塗り薬を処方されました。

膣錠の挿入をはじめて数日で症状は落ち着きました。

膣錠は1週間分処方されていたと思います。

翌週の診察で、治療を終了してOKという許可が出ました。

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【女医ブログ】切迫早産入院記録
妊娠34週のまとめ

今回は女医ブログとして、

妊娠34週の1週間についてまとめました。

妊娠34週に入り、お腹の赤ちゃんも大きくなってきて

安心できるようになってきました。

しかし、妊娠中は色々なトラブルがあるもので、

カンジダ膣炎になってしまいました。

治療を開始したら、すぐに落ち着いたので良かったです。

お腹の張りは、比較的落ち着いていました。

次回は35週の1週間についてまとめます。

女医ブログを読んでいただいてありがとうございました。

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