切迫早産の経験談を掲載します。
2015年以降にお子さんを産まれた方のものです。
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管理人である医師が責任を持って記載しています。
今回の経験談は、
診断から自宅安静編と出産編があります。
この記事は出産編です。
とうとう生産期に!
私は妊娠期間の大半を、
切迫流産・切迫早産で絶
対安静を続けながら過ごました。
やっと生産期に入り、先生の指示で処方されていた
張り止めの薬をやめたところ、
薬をやめた翌々日の朝早く、
腹痛と出血があって出産となりました。
陣痛はなし!?で出産へ
腹痛は今まで感じたものとまったく違った種類のもので、
骨盤のあたりが重く抑えつけられるような痛みでした。
出血も鮮血が、夜用ナプキンにいっぱいに
なるくらいの量が出ました。
病院に行くと、すでに子宮口が
だいぶ開いていたようでした。
私の場合、陣痛も感じなかったため
気づかなかったのです。
すぐにそのまま、出産となりました。
飲み続けていたウテメリンをやめた直後だったため、
薬でどうにか赤ちゃんが押し出されずに
保っていたのだということを、
この時に改めて思い知らされ、
きちんと薬を飲んでいなければ
大変だったと怖くなりました。
子宮口がすでにかなり開いていたこともあり、
出産は早かったです。朝早くに病院に行ってから、
お昼過ぎには赤ちゃんが無事産まれました。
赤ちゃんは3,000g近くあり、
元気に産まれてきてくれました。
長い切迫早産による不安から解放され、
本当に安心できた瞬間でした。
切迫早産を経験して
切迫早産の経験から自分の体験から、
切迫早産の場合、絶対安静がとても大切であること、
きちんと薬を飲むべきであること、
また、家族の支えがないと
なかなか難しいことをとても感じました。
私は幸い実家が近くて頼ることができたので
良かったですが、やはりお腹の赤ちゃんのことを考えると、
家事をしないといってもロクなものを食べない生活を
続けるわけにもいかないのが現実だと思います。
第2子を妊娠したらどうなるの?
また、今回このような妊娠生活をしたことを考えると
第二子を考えたときにとても不安があります。
今回は第一子だったため、絶対安静生活を
することができましたが、
第一子の面倒を見ながら絶対安静でいることは
なかなか難しいためです。
先生に尋ねたところ、体質的になりやすい人は、
やはり第二子妊娠時にも同様に切迫流産・切迫早産に
なりやすいと言えるそうでした。
それを踏まえると、第二子を考える時期や、
再び切迫早産になった場合どのように妊娠期間を
過ごすかをよく考えてからでないと
決められないと思っています。
私は妊娠直後から、腹痛を感じたりしながらも
無理をしながら仕事をしたりしていましたが、
お腹の赤ちゃんを一番に考えれば、
そんな無理をする必要はなかったのだと、
後から思いました。
切迫早産の場合、とにかく安静にして
身体を守ることが大切なため、
周りを頼ったり、食事なども便利なサービスを
うまく利用したりして、
絶対安静をきちんと守ることが
大切だったと思います。
そうすれば、赤ちゃんは無事元気に
産まれてきてくれると思います。
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