切迫早産で妊娠27週に入院し、妊娠33週で早産児を出産した経験談

スポンサーリンク

切迫早産の経験談を掲載します。

2015年以降にお子さんを産まれた方のものです。

今回は切迫早産で妊娠27週に入院し、

妊娠33週で早産で出産された方の経験談です。

医学的なことについて知りたい方は、

カテゴリーから気になる記事を読んで下さい。

【女医ブログ】と頭についている記事は、

管理人である医師が責任を持って記載しています。

スポンサードリンク

もともと子宮頚管長が短い?

私は妊娠初期の11週から子宮頸管が2.6㎝でした。

先生は、

「この時期から短いのは生まれつき

かもしれないけど、一応無理せずに過ごしてね。」

と言われていましたが、

私も初めての妊娠だったということもあり、

お腹張るという感覚もあやふやで

よく分かっておらず、

普通のマタニティライフを送っていました。

妊娠27週

しかし27週になると、

子宮頸管が突然1.5㎝まで

短くなってしまいました。

その場で先生に「入院してね。」

と言われてしまいました。

「着替えとかを取りに一度家に帰っていいですか?」

と呑気に先生に聞いてしまったのですが、

「一歩も病院から外に出ないで!」と即答、、、

その時点でやっと、

私は大変なことになっているのだろうか?

と自覚しました。

入院

入院中は24時間ウテメリンの点滴を繋ぎっぱなしで、

寝たきり状態でした。

立ち上がることが許されているのは、

トイレに行く時とご飯を食べる時、

週に3回のシャワーです。

入院中は看護師さんもよくしてくれ、

ご飯もとても美味しいかったです。

主人も仕事が早く終わる日と

土日にはお見舞いに来てくれ、

実母も1日おきにお見舞いに来てくれました。

1日1日カウントしながら、

次はこの週数、次はこの週数と

目標を立てて過ごしていました。

入院してから1ヶ月半ほどが経ち、

そろそろゴールが見えてきたな

という時に変化が訪れるました。

妊娠32週

32週の時に 正産期(37週~)に入ったら退院なので

そろそろ点滴を外す準備をすることになりました。

1日ずつウテメリンの点滴の量を減らし、

最終的に錠剤のウテメリンに変える作戦です。

点滴の量を減らすのは順調に進みました。

そして点滴を卒業し、ついに錠剤で過ごせることに!

ずっと点滴を挿しっぱなしの腕は

申し訳なくボロボロだったため、

とっても嬉しかったです。

「点滴をもたせるには?」はこちら

しかし錠剤に変えた次の日の朝、なんと出血が!!

スポンサードリンク

再度点滴を

ウテメリンの点滴を最大量にして再装着、

マグセントという点滴も

プラスされることになりました。

(マグセントについてはこちら)

このマグセントという点滴は

かなり副作用がキツく、

手の震え

身体のだるさ

ずっと高熱が出ているような感覚で

かなり辛かった記憶があります。

転院に

そしてなかなかお腹の張りが収まらず、

周産期母子医療センターがある大きい病院に

転院することになりました。

転院など全くの予想外で、

私はかなりパニックになって

大泣きしてしまいました。

でも看護師長さんが私の気持ちが落ち着くまで、

ずっと手を握ってくれて話しを

聞いてくれたことで、心が落ち着きました。

妊娠33週で出産

結局転院先の病院で、33週に早産で出産になりました。

出産直後は息子に申し訳ない気持ちでいっぱいで、

毎晩泣いて過ごしていましたが、

看護師さんがこの子は早くママに会いたかったんだよ。

って言ってくれたことにすごく救われました。

1ヶ月以上NICUに入院しましたが、

おっぱいもしっかり飲んでくれる子で

無事に退院できました。

今は3歳になりますが、

同じ月齢の子達と大きさも成長も変わらず

元気に過ごしています。

未熟児の面影ないねとよく言われます。

スポンサードリンク

感想

妊娠27週で切迫早産で入院された方の

経験談でした。

もともと頸管長が短い?というんも、

ありえないことではないですよね。

私の知り合いは、双子の妊娠でしたが、

生産期まで、頸管長45mmくらいあった

って言っていました。

自分の子宮頚管長がどうなのかって

妊娠しないとわからないし、

どうにもならないですよね。

今回の方は妊娠32週で、点滴の減量を

初めたようですが、、、

ちょっと早いような気もします。

いつ、どのように点滴をやめるのかについて

実はデータはありません。

ですので、主治医の先生の好みや経験になります。

36週以降に、一度にゼロにする先生、

34週ー35週くらいから徐々に点滴を減らす先生

色々です。

この方は、点滴を内服に変えて、

張り返しが来たのではないかと思います。

その結果、子宮頚管が開いてきて出血。

ここまで進んでくると、

ウテメリン+マグセントを投与しても

陣痛は止まらず、33週で出産されました。

現在はお子さんはとても

元気とのことなので、何よりです。

主治医や病院の考え方によると

思うのですが、点滴を減らすときは、

「張り返す」リスクはゼロでは

ありません。

きちんと主治医と相談して、

納得して点滴を減らして下さいね。

気になるキツネをクリック!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする