【女医ブログ】シロッカー手術(子宮頸管縫縮術)と下半身麻酔の経験談

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女医ブログをお読みいただき

ありがとうございます。

今回は、第2子次男の切迫早産の記録を

書いていこうと思います。

妊娠21週に子宮頚管無力症と診断され、

シロッカー手術(子宮頚管縫縮術)と

下半身麻酔を受けた時の記録です。

第1子の記録はこちら

2017年~2018年にかけてですので、

比較的最近の記録になります。

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入院してシロッカー手術を

妊娠21週0日の妊婦健診で、

「子宮頸管無力症」と診断され、

「子宮頚管縫縮術(シロッカー術)」を

受けるために、

健診当日に入院になりました。

入院までの詳しい経過はこちら

子宮頚管無力症についてはこちら

入院後すぐに、

ウテメリン1A 30ml/hで開始しました。

※1A:1アンプルのこと。

アンプルは、点滴に入れる注射液の単位で、
注射液1本のことを1アンプルと言います。

点滴に入れるウテメリンの注射液の中には
ウテメリン50mgが入っています。

一般的には、500mlの点滴に
ウテメリンを入れて使用します。

最低量は1A 15ml/h
最高量は6A 20ml/h
になります。

そしてシロッカー手術をする日は

3日後に決まりました。

私が入院したのが金曜日でしたので、

一番早くて月曜日しかありませんでした。

シロッカー手術(子宮頚管縫縮術)前の説明

前日の日曜日に主治医から

私と主人に

手術と麻酔の説明がありまました。

麻酔は、下半身麻酔(腰椎麻酔)で

行うということで、

どんな麻酔か、合併症は何があるか

などの説明がありました。

頸管縫縮術(シロッカー手術)についても

説明がありました。

とくに質問などもなく

20分くらいで終わったと思います。

また下半身麻酔やシロッカー手術については

詳しくまとめたいと思います。

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シロッカー手術と下半身麻酔

下半身麻酔(腰椎麻酔)

人生初の下半身麻酔でした。

先生が背中から一回で麻酔をいれてくれました。

痛みは、普通の注射と変わらないくらいでした。

徐々に麻酔が効いてきてきて、

足がポカポカしてきます。

そして自分の意思では足が

動かせなくなりました。

押されている感じや

触られている感じはわかりますが、

痛みはわからなくなりました。

自分で動かそうとして、

足が動かないのって本当に変な感じです。

気持ち悪いような変な感じがしていました。

シロッカー手術開始

もちろん私には見えていませんが、

手術が開始になりました。

意識はあります。

麻酔がよく効いているのか

右の腕がしびれてきました。

そして少し息苦しくなって、

気持ち悪くなったのを覚えています。

麻酔が上の方まで上がってきていたんだと

思いますが、深呼吸をしようと思っても

上手にできない感じでした。

上手に息ができず、息苦しい感じはあるのですが、

麻酔のモニター上は、酸素は十分となっていたので、

呼吸がしにくい⇒息苦しいと

脳が判断しているのかなぁと思っていました。

また血圧が下がりました。

ちょっと下がり過ぎで、血圧をあげる薬と

点滴を沢山入れられました。

この理由は、麻酔が効いて

下半身の血管が広がったことで、

血圧が下がったのだと思います。

まぁまぁよくあることです。

他には気持ちが悪くて吐きそうになったのと、

途中からめっちゃ寒かったです。

ちなみに手術は全部で30分くらいの

とても短いものです。

手術終了

右手がしびれてきたなー

息苦しいなー

気持ち悪いなー

寒いなー

なんて思っていたら、

手術が終わりました。

もちろんですが、

痛みはゼロです。

手術中になんどか

押される感じはありました。

手術が終わった時、先生が

「しっかり結んどいたからな。

つまようじ1本も通らへんわ!」

とおっしゃっていました( ´艸`)

手術終了後に、尿道留置カテーテルを入れられました。

(尿を出すための管です。

麻酔が切れるまで動けないし、感覚がないので、

この管から尿がでます。)

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シロッカー手術終了後に病室へ

手術が終了し、病室へ

私は何もしていないのに、

とても疲れていました。

足は相変わらず動かず、

変な感じがしました。

徐々に麻酔がきれてじんじん

痺れてくる感じがしました。

正座を長時間してると、

足がしびれますよね?あの感じです。

下半身全部。

それも気持ちが悪いです。

そしてめちゃめちゃ寒かった!

看護師さんにお願いして、

電気毛布をもらいました。

体がガタガタ震えるくらい寒かったです。

徐々に麻酔が切れてくると、

今度は、尿道のカテーテルの違和感がすごかったです。

尿道カテーテルをどう感じるかは、

とても個人差があるようなのですが、

私はずっとおしっこに行きたいような感じがするし、

微妙に痛いし、、、。

足がきちんと動くようになったら、

看護婦さんを呼んで

すぐに抜いてもらいました。

病室に帰ってきた時に、

「歩けるようになったら、

尿道カテーテルはいつでも抜きますから」

と言われていました。

人によっては、トイレに行くのが面倒だからと

翌日の朝までつけている人もいるそうです。

(翌日朝には絶対抜かれる。)

尿道カテーテルで少し傷ついたのか、

しばらくおしっこをするたびにしみました。

晩御飯も一切食べる気はせず、

もともと夜ご飯は出ない予定になっていましたが。

その日の夜は疲れて寝てしまいました。

翌日朝は、お腹もすいていて、

しっかりご飯を食べました。

あの、ガタガタ震えるような

寒さもなくなっていました。

ただし、翌日から数日間、起き上がると

頭痛がするという状態になりました。

これは、腰椎麻酔の合併症がでたんだと思います。

これもまぁまぁの頻度で起こる人がいるので、

仕方ないかなぁと思いました。

点滴について

手術後は、

張ってくることがあるようで、

手術終了直後に

ウテメリン1A 40ml/hまで

点滴量が上がりました。

一人目の時と同様に副作用として

・動悸

・手の震え

・若干の気持ち悪さ

なんかが出ていました。

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【女医ブログ】シロッカー手術のまとめ

今回は、シロッカー手術と下半身麻酔についてまとめました。

人生初の下半身麻酔(腰椎麻酔)でしたが・・・。

正直私はあまり好きではありません。

できればもうしたくないです。

息苦しさ、気持ち悪さ、麻酔後の寒さ、頭痛

全部しんどかったです。

帝王切開の麻酔も腰椎麻酔ですよね。

何人も帝王切開で出産されている方は

すごいなぁと思います。

ただ、私も、帝王切開が必要だ。と

産婦人科の先生に言われたら、

文句は言わずに腰椎麻酔受けると思いますが・・・。

やっぱり好きではありません。

でも、子どもが元気に出てくる方が大切です。

やはり「母は強し」ということなのかもしれません。

次回は、シロッカー手術後の入院~一時退院まで

を書こうと思います。

長文を読んでいただいてありがとうございました。

前へ:「突然の入院と休職は」こちら

次へ:「シロッカー手術後~一旦退院」はこちら

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